4.解雇全般(普通解雇、整理解雇)

勤務成績不良、適格性の欠如等を理由としてなされた解雇が無効と判断された裁判例

解雇が有効と認められるためには、客観的合理的理由があること及び社会的相当性を備えていることが必要となります。 すなわち、解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したもの…

5.懲戒解雇

バスの運転士が遺留物のバスカードを領得したこと等を理由として行われた懲戒解雇が有効と認められた裁判例

懲戒解雇は、「当該懲戒に係る労働者の行為の性質及び態様その他の事情に照らして、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」には、懲戒権の濫用として、無効となります(労働契約法15条)。 問題は、ど…

4.解雇全般(普通解雇、整理解雇)

勤務態度不良を理由とするアルバイト解雇は有効?東京地裁が無効と判断した裁判例

従業員の勤務態度不良を理由とする解雇が行われることがありますが、その場合、解雇の効力を判断する上での一つの観点として、解雇に至るまでに具体的な注意が与えられ、改善の機会が与えられたのかどうかという点があります。 解雇せざ…

4.解雇全般(普通解雇、整理解雇)

コミュニケーション能力の不備を理由に行われた解雇(本採用拒否)が有効と認められた例

解雇にあたって、解雇理由として「協調性の欠如」や「コミュニケーション能力の欠如」などが挙げられることがあります。 協調性やコミュニケーションの問題は、わかりやすい明確な判断基準がないだけに、解雇するに足る理由となるかどう…

4.解雇全般(普通解雇、整理解雇)

不当解雇で慰謝料請求はできる?|相場・裁判例・給料請求との関係を解説

「会社から不当解雇されました。納得がいかないので、慰謝料請求をしたいのですが、相場はどれくらいですか?」こんな質問をよく受けます。 ここでは、そんな不当解雇と慰謝料の問題について見ていきます。 慰謝料とは まず前提として…