労働審判に臨む時に注意したいこと

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労働審判に臨む前に

労働審判に臨む前にいつも当事者にお話ししていることがあります。

それは、裁判官からの質問に対して答える時の注意点です。

「基本的には、普通にお話をしていただければOKです。ただ、出来れば、聞かれたことに端的に答えるようにしてください」

これが私のアドバイスです。

裁判官からの質問

労働審判では、ニュースで流れるときに映るようないわゆる「法廷」は使われず、大きなテーブルが置かれた普通の部屋が使われます。

審判でのやり取りも、一つのテーブルを囲んで行われるとてもフラットなものです。

裁判官とは会うのも話すのも初めてという人が多いと思いますが、(当たり前のことですが)裁判官も普通の人です。

ニュースで判決言い渡しの場面が流れる時に来ているような黒い法服も着ていません。

したがって、裁判官からの質問に答えるときも、別に堅苦しく考えることなく、基本的には普通にお話をしていただければ結構です。

端的に答える

ただし、労働審判での裁判官での質問というのは、事前に裁判所に出されている申立書や答弁書で書かれていることを踏まえた上で、さらに聞きたい点を聞くというのが基本になります。

したがって、事の発端から全てを話さなければいけないわけではありませんし、裁判官が聞きたい「ポイント」というのもあります。

限られた時間の中で事実の聞き取りをしなければなりませんので、質問からずれた話を延々と始めたりすると、裁判官も人の子ですのでイラっとしてしまいます。

また、裁判官は順を追って一つ一つ必要なことを聞いていきますので、話をどんどんと広げて話し始めるよりも、聞かれたことに素直に順番に答えていく方が、かえって限られた時間の中で言いたいことを伝えられる場合が多いと言えます。

もし、裁判官の質問に対する答えだけでは大事な事実が端折られてしまっているという場合は、代理人の弁護士から補充していろいろ聞いてくれるでしょうし、代理人がついていない場合であれば、質問がひと段落した段階で、これだけは伝えておきたいということを伝えるようにした方がいいと思います。

労働審判にまで持ち込まれたケースでは、そこに至るまでに大概いろいろな経緯があるため、話し始めると、ついつい言いたいことがたくさん出てくるかと思いますが、そこはぐっとこらえて、裁判官が何を聞いているかをよく考えた上で、聞かれたことに端的に答えるようにすることが大切です。

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shita




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